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1993年、アメリカのシカゴにおいて、世界中の各宗教を代表する七千名の人々が参加して「第二回世界宗教会議」が開催されました。この会議において「地球倫理への宣言」が採択され、大小さまざまな諸宗教の代表者たちがこの宣言に署名しました。この宣言は、特定の信仰を持たない人々も含めた世界中の多くの人々の良心に訴えかけ、その意識の変革をめざしたものです。この宣言に盛り込まれた倫理は、決して新しいものではありません。現代の問題に対応するための倫理は、すでに世界の宗教の中に存在しているとの考えに基づき、一致するものを抽出しようとする試みです。
この宣言にもりこまれた倫理は諸宗教に古来より共通の原則で誰にでも賛同できるもので、環境破壊、資源枯渇、生物種絶滅、人口爆発、戦争テロなど相互に関連する地球問題群の解決に資するものです:
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「殺すな」、「生命を尊重せよ」、
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「盗むな」、「正直に公平にせよ」、
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「嘘を言うな」、「真実に話し行え」、
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「性的不道徳を犯すな」、「お互いに尊敬し愛せ」
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